楽天打線が火を噴いた。2点を追う3回1死満塁、2番小深田大翔内野手が右翼フェンス直撃の走者一掃となる3点適時二塁打で逆転した。

3番浅村栄斗内野手が右越え適時二塁打で続くと、4番島内の1号2ランでこの回一気に6得点。豪快に試合をひっくり返した。5回に1点差まで詰められるも、7回先頭の浅村が右翼へ2戦連発となるソロ本塁打、無死二塁でマルモレホスの中前適時打で突き放した。

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今季ここまで、リーグ最少の16試合で最多74得点をマークする。開幕から好調を維持する打線を、石井GM兼監督は「後手に回らずしっかりとスイングをするということ。スイングしていく中で、積極的に打つ。追い込まれても粘り強くバッティングすることができている」と分析する。19日には日本ハム加藤にわずか90球での完封を許したが、逆に言えば早いカウントから勝負をしかけていった結果。振って、振って、相手投手にプレッシャーをかけ続けている。

4カード連続の勝ち越しで、2位ソフトバンクとの差を1・5に広げた。シーズンはまだ始まったばかりだが、9年ぶりの優勝へ向けて雰囲気はいい。積極スイングで、試合の流れをつかんでいく。【湯本勝大】

▽楽天小深田(3回1死満塁で、右翼フェンス直撃の走者一掃となる3点適時二塁打)「満塁だったので絶対に打つと決めて打席に入りました。いい結果になって良かったですし、チャンスで回してくれた先輩方に感謝です」