日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は20日、Jリーグが段階的な導入を決めた「声出し応援エリアおよび声出し応援席」は、プロ野球では難しいという見解を示した。

Jリーグは17日に同エリア・席を導入していくことを決定。指定されたエリア・席で不織布マスクを着用し、距離を取った上での声出しとなる。

NPB井原事務局長は「プロ野球は、まだそこは考えていない。どうしても、そういう試合をすると、今、大声を出すイベントではないとしてもらっているが、大声を出すイベントということになり、人数制限が出てくる。席の間引き。そこが難しいと思っているので、まだ検討はしていない」と話した。

Jリーグでも、声出し応援エリア・席を設置すれば、人数制限が発生する。経営的な観点から、導入は希望クラブだけとされている。