広島が楽天に敗れ、開催4年連続の交流戦負け越しが確定した。4試合を残し、交流戦成績は4勝10敗。再び交流戦単独最下位となり、リーグ戦の勝率は5割に逆戻りした。

敗戦投手となったのは4番手の松本竜也投手(22)だった。0-0の10回に登板。

先頭の西川遥輝外野手(30)を四球で出すと、犠打で1死二塁に。浅村栄斗内野手(31)に中越え適時二塁打を放たれ、サヨナラ負け。プロ入り初黒星を喫した。

打線が楽天先発の辛島航投手(31)を攻略できなかった。6回まで散発2安打に抑えられ、得点圏に走者を送れなかった。0-0の7回には2番手西口直人投手(25)から連打と捕逸で2死二、三塁の絶好機をつくったが、堂林翔太内野手(30)が空振り三振に倒れた。

一方投手陣はそれぞれ役目を果たした。先発遠藤淳志投手(23)は試合をつくった。7回6安打無失点。7イニングで5度、先頭打者を出塁させたが、粘りの投球でスコアボードに「0」を並べ続けた。

2番手の森浦大輔投手(23)は8回に2死一、三塁とピンチを背負ったが、辰己涼介外野手(25)から空振り三振を奪い、無失点で切り抜けた。これで13試合連続無失点と安定感を貫いている。

3番手ケムナ誠投手(27)も9回を無失点。開幕から8試合自責点なし投球を続けている(失点は3)。

延長戦成績は2勝3敗2分け。敵地での延長は2敗1分けで1度も勝てていない。首位ヤクルトとのゲーム差は7.5に広がった。

◆直近5年の広島の交流戦成績

▽21年 3勝12敗3分け(12位)

▽20年 開催なし

▽19年 5勝12敗1分け(12位)

▽18年 7勝11敗(10位)

▽17年 12勝6敗(2位)