オリックスのエース山本由伸投手(23)が、西武11回戦(ベルーナドーム)でプロ野球史上86人目、通算97度目のノーヒットノーランを達成した。

山本が投じた45球の直球のうち150キロに届かなかったのは1球だけ。「ストレートをどんどん押していけた」と振り返った通り、14球中12球が直球だった初回から真っすぐ中心に攻めた。一方で5回を境に変化球の割合が急増。「どこかでヒットが出るやろうなとは思っていたが、7回ぐらいすっと抑えられた」。5回終了時60%(60球中36球)だった直球は、7~9回の3イニングはわずか17%(30球中5球)。配球パターンを変え、的を絞らせなかった。