広島が首位ヤクルトに敗れ、自力優勝の可能性が消滅した。

1回から4回まで毎回走者を出しながら、2つの走塁失敗と2つの併殺で残塁なく攻撃を終えるちぐはぐな攻撃が目立った。

一方でヤクルトには4回、先発遠藤が先頭の山田に2ストライクからの3球目真っすぐを左翼席に運ばれた。15号ソロ先制打弾を浴び、さらに連打と盗塁で一、三塁として、犠飛で失点。対照的に効果的な攻撃で流れは一気に傾いた。

3点を追う7回に坂倉がソロを放ち追い上げるも、直後の8回に菊池保が村上に2ランを被弾。さらに9回は4番手松本が村上に2打席本塁打となる2ランを浴びるなど大量4失点で試合は決した。

広島は前日28日までの阪神とDeNAとの6連戦を1分けを挟む5連勝で借金を完済して本拠地マツダスタジアムに戻ってきたものの、ヤクルトに連敗。今季ヤクルト戦8連敗で、自力V消滅となった。

▼マジックメモ 広島の自力Vが消滅。セ・リーグでヤクルト以外に自力Vの可能性を残すのは、DeNAだけとなった。DeNAが阪神に勝ったため、ヤクルトの優勝マジック点灯は最短7月1日に延びた。史上初となる6月中のマジック点灯はならなかったが、2リーグ制後の最短M点灯日(65年南海の7月6日)を更新する可能性を残す。1日の点灯条件はヤクルトが30日広島戦、1日DeNA戦に○○か△○で無条件。DeNAの30日阪神戦の結果によっては別の条件も発生する。

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