手負いのソフトバンク打線で、伏兵たちが躍動した。

2点を追う4回、2死二、三塁で、6月以来の1軍昇格となったガルビスが右翼線へ同点適時二塁打。続く19年ドラフト1位の佐藤直が、左越えにプロ1号となる勝ち越し2ランを運び「思い切ってスイングすることができました。プロ初のホームランはうれしいというよりは驚きしかありません」と振り返った。さらに今季初先発の高田も2点適時打を放つなど、この回一挙7点を奪った。

この日は柳町が体調不良、前日に新型コロナウイルスの陽性の三森とともに出場選手登録を抹消された。出場予定だった牧原大、周東にもアクシデントがあったとみられ、先発を外れた。前日から大幅にメンバー変更を強いられ、藤本監督は「大変じゃ、こりゃ。どうしようか」と頭を抱えていたが、伏兵の思わぬ活躍でうれしい誤算となった。

【ニッカン式スコア】20日のソフトバンク-日本ハム戦詳細スコア