広島が巨人に競り勝って、4位に浮上した。先発大道KOやプリンス堂林の活躍、コロナ組の復帰など28日のトピックスは以下の通り。

◆堂林が今季2度目3打点の活躍

堂林翔太内野手(31)が打線を引っ張った。0-2と2点を追う1回2死満塁では左前に2点適時打を放ち、同点にした。4-4の5回2死一、二塁では右翼線へ勝ち越しの適時二塁打を放った。満塁弾を放った7月17日巨人戦(東京ドーム)以来の1試合3打点を記録。今季7度目の勝利打点で勝利へ導いた。

◆先発大道は4回4失点と試合つくれず

先発の大道温貴投手(23)は長打に苦しんだ。初回先頭の吉川尚輝内野手(27)に右中間へ二塁打を浴びると、四球などで1死一、三塁とし中田翔内野手(33)に中犠飛で1点先制を許した。なお2死一塁で、続く岡本和真内野手(26)に左中間へ二塁打を放たれ、さらに1点を失った。

2-2の4回無死一塁では、グレゴリー・ポランコ外野手(30)に右中間へ2ランを運ばれ、さらに2失点。4回4失点で降板となり、2軍降格が決まった。

◆コロナ陽性の選手、続々と復帰

この試合、新型コロナウイルスに感染していた小園海斗内野手(22)が「7番遊撃」で実戦復帰。6回先頭で右前打を放つなど4打数1安打だった。

矢崎拓也投手(27)は離脱前と同様「8回の男」として2点リードの8回に登板。無死満塁を招いたが、2三振と内野フライで切り抜けた。

◆カード勝ち越しで6日ぶり4位浮上

試合前時点で0・5差だった巨人に競り勝った。3カードぶりの勝ち越しで、22日以来6日ぶりとなる4位に浮上した。