阪神コミュニティアンバサダー(CA)で日刊スポーツ評論家の岩田稔氏(38)の著書「消えそうで消えないペン」が5日、ベースボール・マガジン社から発売された。副題は「1型糖尿病と共に生き、投げ切ったからこそ伝えたいこと」。難病を抱えながら縦じま一筋で戦い抜いた現役16年間の秘話が詰まっている。

岩田氏 引退の理由や、勝てない時に悩み抜いたことなど、初めて明かすエピソードも入っています。古巣の後輩たちへのエールも書いたので、今全力で戦っている彼らにも気持ちが届いたらうれしいです。1型糖尿病の真実も書きました。この本の印税の一部は1型糖尿病の皆さんのより良い未来のために使います。僕の思いをまとめた一冊が、少しでも何かのお役に立つなら幸せです。