今季限りで現役引退する能見篤史投手兼任コーチ(43)が16日、京セラドーム大阪内で会見を開いた。

兼任コーチという立場上、後輩投手に関する質問も多かった。能見に対して、山本由伸(24)は「神」、宮城大弥(21)は「父」と表現していることを聞かされると「由伸は僕が思っているのと次元が違うので、正直、あのクラスの投手の気持ちがあんまり分からない。でも芯がしっかりあるし、人の話をちゃんと聞き入れる姿勢がすごい。自分のやるべきことを分かっている」とまずエースを絶賛。

宮城には「まだ20歳ぐらい。まだまだ伸びしろもあるし壁にぶち当たることも必ずあるので、そういう時に自分を見失わなければ、どんどん成長していくと思う」とエールを送った。山岡泰輔(26)には「キャッチボールをずっとやっていたし、本人がどう思っているのかは分からないが、どんどん成長してくれると思う。大丈夫だと思います」と信頼を寄せた。

中嶋聡監督(53)の投手起用にも驚くことが多いという。「若い投手が育ってきているが、起用できる監督がすごい。勝ちパターンとかいろいろな役割があるが、それでもドンとマウンドに上げられる。それがいい方向にいくのがすごくて。何だろうな…といつも考えています」と勉強になっている様子だった。

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