楽天は0・5差で追う西武に敗れ、最短29日にCS進出の可能性が完全消滅する。

先発岸が、1発に泣いた。1回に2安打を浴び、ピンチを招くも無失点。以降は4回まで無安打投球を続けた。しかし5回1死走者なし、カウント1-1から平沼に浮いた128キロチェンジアップを右翼席へ運ばれた。1号ソロで先制点を献上した。

自身も通算150勝がかかるマウンドだった。「絶対に負けられないというのはわかっているので、相手や自身の記録は意識せず、チームが勝つことだけを意識してベストを尽くしたいと思います」。静かな闘志を燃やしてマウンドに立った。先制を許しても、表情を変えず、丁寧にコーナーを突く投球を続けた。

8回5安打1失点。114球の熱投で、試合をつくり、先発投手としての仕事を果たした。しかし、打線が今井の前に沈黙。最後まで1点が重くのしかかった。

【ニッカン式スコア】28日の西武-楽天戦詳細スコア