楽天茂木栄五郎内野手(28)が、レギュラー再奪取を狙う。今季は自身最少タイの73試合の出場にとどまった。打率は自身ワーストの2割2分3厘で、9本塁打、30打点。「本当にふがいなさすぎるシーズンだった」と表情を引き締める。

来季は、再び遊撃手も目指す。20年前半までは不動で守っていた定位置。以降は三塁を守ることが増えていった。今季遊撃で先発したのは5試合のみ。「今年の選手の使われ方見ても、複数ポジション守れた方が出場機会も多かった。ショートをもう1回できるようにするというのは、自分のスタメンで出る幅を広げるという意味ではすごく重要かなと思う。どんどん新しい選手が入ってくるので、本当にいろんなポジションをできるに越したことない」と力を込めた。

昨年11月には「腰椎椎間板ヘルニアに対する椎間板摘出術」を受けた。経過は順調。「腰と相談しながら。できるなら絶対(遊撃手を)できた方がいいと思う。引き続き練習していきたい」と意気込む。

打撃では引っ張った打球が多かったことを反省。センター中心の打撃を目指してバットを振り込んでいる。「手術後の1年間は不安定な状況が続くので、今年本当に我慢の時が長かったのかなという風には思っているので、来年爆発させるためにいい準備期間を過ごせたら。まずレギュラー取りたい。もう1回レギュラーを取る。1試合でも多くスタメンで試合に出る」。巻き返しの来季へ向けて、仙台で黙々と汗を流している。【湯本勝大】

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