今季先発で2勝を挙げたロッテ佐藤奨真投手(24)が、吉井理人監督(57)の見守る中で先発マウンドに上がった。

初回は無失点で切り抜けたが、2回に先頭の5番野村大に左翼へソロを浴び、5回には2番川原田の2点適時三塁打などで3失点。5回を投げて4失点だった。

開幕直前に支配下登録されて臨んだ今季は、100キロ前後のスローカーブも交えた投球スタイルで、特に初見の打者をかなり惑わせた。吉井監督も「うまく緩急を使って投げていくタイプ」と評価している。

一方で、この日の5回は先頭打者の8番増田に四球を出し、3失点につながった。「先頭8番に四球を出したところから、ビッグイニングをいかれているので。しかも(打順は)3巡目。そういうところは注意が足りなかったと思いますね」と反省を促した。

専大の2学年後輩にあたる菊地吏玖投手(4年)が、20日のドラフト会議でロッテに1位指名された。技巧派左腕の佐藤と本格派右腕の菊地。タイプこそ違えど、来季は先発枠を争っていく間柄になりそうだ。【金子真仁】

【関連記事】ロッテニュース一覧>>