楽天は16日、福山博之(33)、釜田佳直(29)の両投手が現役引退することを発表した。ともに来季球団スタッフに就任する。

福山は10年ドラフト6位で横浜(現DeNA)入り。13年から楽天に移籍した。プロ12年で通算成績は376試合登板、17勝15敗、9セーブ、102ホールド、防御率2・92だった。

釜田は石川・金沢高から11年ドラフト2位で楽天入り。高卒1年目から完封を含む2完投で7勝を挙げた。14年には右肘のトミー・ジョン手術を受けるなど、ケガにも苦しみながら、17年には自己最多タイの7勝を挙げ復活した。今季の登板は2試合にとどまり今月の合同トライアウトに参加していた。通算成績は88試合、21勝16敗、2ホールド、防御率4・86。

以下コメント。

福山「12年間、球団の皆さん、ファンの皆様、家族、関わってくださったすべての方々のおかげでここまでやってくることができました。本当にありがとうございました。これから始まる新しい野球人生をじっくり堪能したいと思います」

 

釜田「トライアウトを受けましたが連絡をいただくことは無かったので、引退という形をとらせていただくことになりました。11年間、けががありながらも自分のなかでは、最後まで一生懸命、悔いなくやりきれたという思いがあります。何度も何度も這い上がってこられたのは、ファンの皆さんの声援、寄り添って見てくださった球団のトレーナーさん、一緒にリハビリをした仲間の支えがあったおかげです。本当に感謝しかありません。これまで野球に育てられてきたので、野球というスポーツを通して経験してきたことを還元し、恩返しができるよう、第2の人生も頑張っていきたいと思います」