ロッテ加藤匠馬捕手(30)が21日、ZOZOマリンで来季の契約更改交渉に臨み、200万円減の来季年俸1900万円(金額は推定)でサインした。

今季はルーキー松川、佐藤都らの飛躍もあり、1軍出場は24試合にとどまった。「去年より確実に出場試合を減らしてしまいましたし。でも来年は体制も変わるんで。新しい目で見てもらえると思うんで、貪欲にいきたいと思いますね」と話した。

松川については「高卒1年目でああやって160キロを超える球を普通に捕って、止めたりしてますし、そこに関してはすごいと思います」と技術を認めつつ「すごいと思うんじゃなくて、負けないようにっていう気持ちでやっていかないと、このユニホームを着ている以上、そこはガツガツといきたいと思います」と負けん気の強さを見せた。

昨季途中に中日から移籍した。今オフは交流の多い京田のDeNA移籍が決まるなど、球界で大型トレードが目立ち始めている。「必要とされて相手のチームに行くってことだと思うので、僕はとてもプラスなことだと思いますし、僕自身言われた時はとてもうれしかったんで。京田とか阿部さんとか仲良くしているんですけど、(トレードを)どう思ってるか分からないんですけど、マイナスなイメージは全くないと僕は思ってるので」と経験者の思いを口にした。

強肩が売りで、20日のファン感謝デーの紅白戦では「マウンドに上がったら、ちょっと楽しくなっちゃいました」と自己最速146キロを投げ込んだ。来季の目標を問われ「勝つ」と最初は書こうとしたが、変えた。点を付けた。「ガツガツ」と書いた。【金子真仁】