阪神北條史也内野手は決死の覚悟で来季に臨む。「SSK野球教室」に参加。新スローガンを耳にすると、危機感を口にした。

優勝への思いが人一倍強いムードメーカーだが、あえて「アレに向かって、とは思わずにやっていきたい」と強調。「来年、終わるか終わらないかの正念場。自分は生活がかかっている。まだ野球をやりたい。自分のためにと思ってやります。活躍してアレができたら最高です」。

左肩の手術明けとなった今季は直近7年間で最少の1軍32試合出場。なりふり構ってはいられない。鉄棒、マットなどの体操トレで肩の可動域を広げながら、年明けは2年ぶりに光星学院(現八戸学院光星)の大先輩、巨人坂本の自主トレにも参加予定。ゴールデングラブ賞5度の名手から守備を中心に学ぶ。「岡田監督も守れたら(試合に)出られると話していた。打撃はもちろん、守備が一番」。勝負の1年に向け、土台から鍛え抜く。

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