巨人ジュニアが5回コールドで初戦を突破した。1回表に1点を先制すると、2回には打者一巡の猛攻で一挙に4点を追加。投げては先発の左腕・大橋叡刀(えいた)投手(6年)が4回2安打3奪三振無失点と好投し、5回は石原悠李投手(6年)、岡本侑友(ゆうと)投手(6年)、谷口琳太郎投手(6年)とつなぐ完封リレーとなった。

大橋は「点数は80点。ちょっとコントロールが荒れてしまったし、2回の先頭打者に気を抜いてしまい高めに浮いてしまったのが反省点です」と自己分析した。女房役としてだけでなく、2安打2打点で打線も引っ張った鐘ケ江勇人捕手(6年)も「声がけでチームを盛り上げていくことを意識しています。走者一塁からバントで送って点につなげられたこともよかった」と長短打と小技も駆使した9得点に手応えを得ていた。

西村健太朗監督(37)は「上出来です。この子たちはマイペースなので大丈夫かな? と思っていたのですが、すごいなとあらためて感じました」と笑顔を見せた。

スタンドでは巨人の元木大介作戦兼内野守備コーチ(50)も観戦し、「みんな頑張って初戦を勝てたから良かったです」とたたえた。元木コーチの次男・瑛介内野手(6年)は「7番DH」で先発フル出場。2打数無安打だったが、3回裏の先頭打者として四球を選ぶと、走力も見せ、仲間の左前適時打で生還するなど勝利に貢献した。

準決勝進出をかけた28日の2回戦(神宮)では楽天ジュニアと対戦する。

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