楽天辰己涼介外野手(26)が、褒めて飛躍を目指す。4年目の昨季は打率2割7分1厘、11本塁打、35打点とすべてでキャリアハイの数字を残した。好成績の裏にあったのは、自分で自分を褒めること。「打てた時は自分を褒めて。打てなかった時でも、なぜ打てなかったという答えを出せた時は自分を褒めて。自分を褒めることを練習した。考えて、褒めてという作業をずっとやっていた」と振り返る。

前向きに野球に取り組む。自己分析にもより力が入り、課題にしっかり向き合えることにもつながった。精神的にも安定。好循環でシーズンを送ることができた。「いろんな気付きや学びがあったシーズンだと思う。過去の3年があったから、つながったのかなと思う」とうなずいた。

今季も活躍を続け、絶対的な選手へ。12月29日の契約更改交渉では、球団から「ホップステップジャンプのホップの年になった」と評価された。辰己も「来年ステップ、ジャーンプしていくために、もっと頑張らなあかん」と表情を引き締める。将来的な目標はトリプルスリー。その足掛かりとして、今季は「3割30本30盗塁」のいずれかの達成を目指す。昨季の飛躍を支えた自己分析と褒めることで、今季もポジティブに成長を続けていく。

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