阪神岡田監督が、2月春季キャンプに駐米スカウトでOBのジェフ・ウィリアムス氏(50)とジェリー・サンズ氏(35)が来訪することを明かした。

新型コロナの影響で、駐米スカウトのキャンプ訪問は20年以来3年ぶり。ウィリアムス氏は第2、3クール、サンズ氏は第4クール以降に訪問する予定だ。指揮官は「(2人とも)どっちか言うたら日本に来て成功した外国人やからな。日本の野球を経験しているもんが来てくれたら、当然プラスになるよ」とうなずいた。今季は5人中、カイル・ケラー投手(29)を除く4人が新外国人。英語が通じる先輩助っ人の存在は頼もしい。

球団は当初、野手の助っ人は1人のみ獲得する予定だったという。指揮官は「外国人の野手は2人以上いないとダメやで。(球団に)1人じゃあかん言うたんよ」と明かした。シェルドン・ノイジー外野手(28=アスレチックス3A)とヨハン・ミエセス外野手(27=レッドソックス3A)について「2人とも新しい外国人やからな。そういうのでサンズも自分の経験とか一緒に話をしてくれたら」と期待した。

○…ドラフト3位の井坪陽生(ひなせ)外野手(17=関東第一)は自己流で打撃を磨く。新人合同自主トレを終えると、夜間の打撃練習は1人で行う。「足りない部分が分かっている。やりたいこともまだあるので、今は自分で考えてやりたい」。新聞やテレビなどで他球団の新人情報も見ていないとし、「人はあまり意識しないタイプ。自分がどれだけ成長するか」と、己と向き合い力をつける。

○…高寺が23年の目標に1軍初アーチを掲げた。8日に地元の長野・上田市で成人式に出席し、前日13日に帰寮。友人らから「頑張れよ」とエールをもらい「ホームランめちゃめちゃ打つタイプじゃないんですけど、もちろん打ちたいのはある」と決意新ただ。パワーアップのため、オフ期間に体重は3キロアップ。「何かで飛び抜けるには細いままじゃ(ダメ)。目立つには長打とか他の人にないところで」と力を込めた。

 

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