阪神は17日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で阪神・淡路大震災の被災者を慰霊する黙とうをささげた。マグニチュード7・3、震度7の阪神・淡路大震災発生から、この日で28年を迎える。

練習前に岡田彰布監督(65)、百北幸司球団社長、嶌村聡球団本部長、平田勝男ヘッドコーチ(63)、ドラフト1位の森下翔太外野手(22=中大)らが参加。約60人が練習前に半旗が掲げられたグラウンドに集まり、1分間静かに目を閉じ祈りをささげた。

95年は岡田監督がオリックスに移籍して2年目で、現役最後となったシーズン。同監督は「俺はあのときは最後の時やったからなオリックスで。もっとひどいところにおったからさ。だから俺らはもうずっと寮に泊まっとったんかな青濤館に。もう行かれへんかったからな。がれきで。家からは。そういうのを思い出すな。もう28年か」としみじみ。「それはもう忘れられへんな。こっち住んでいたら。忘れられへん1日だったからな。あれはな」と当時を振り返った。

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