中日は11日、沖縄・赤間で韓国サムスンと練習試合を行い、ルーキー二遊間コンビが躍動した。9番二塁で先発したドラフト2位村松開人内野手(22=明大)は3安打4打点。3回、龍空が死球を受け、代走から遊撃に入った同6位田中幹也内野手(22=亜大)は1安打1盗塁。今キャンプ初の対外試合で新人コンビが即戦力をアピールした。

新二遊間の構築がチーム課題の中、「ムラ・タナ」コンビが結果を出した。村松は3回、4回と2打席連続2点適時打。8回には左中間を破る二塁打で初長打も刻んだ。途中出場の田中は7回に左翼へ痛烈な安打を放つと、俊足を生かして初盗塁も決めた。3回1死一塁では遊-二-一と「ムラ・タナ」で初の併殺も完成させた。

立浪監督に代わって指揮を執った落合ヘッド兼投手コーチは「田中はスピードがある。村松は勝負強く、バランスがある選手だなと思って見てました」と高評価。村松は「(2本の適時打は)飛んだところがよかっただけなので、自分のスイングをしっかりできるようにしたい」と課題を優先。田中は「いい形でできたと思います」。龍空を含めた二遊間争いは今後、さらに激化していきそうだ。

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