ロッテ吉井理人監督(57)が12日、沖縄本島遠征前最終日となった沖縄・石垣島キャンプで取材に応じ、14日に中日と行うNPB球団との練習試合“開幕投手”に岩下大輝投手(26)を指名した。

「彼にはここ(石垣島)でやってきたことを出してほしい。しっかりローテに入って1シーズン戦ってほしいと思っています」と言及。現時点では先発候補の1人として期待を寄せている。

また、この日、ブルペンで34球を投げた侍ジャパンの佐々木朗希投手(21)は15日の練習試合ヤクルト戦(糸満)に先発登板が予定されているが、「順調にいけると思います」とした。

台湾・プロ野球の楽天モンキーズ戦第2戦(石垣島)では7-2で逆転勝ちし、連勝発進となった。0-2の4回裏1死満塁から走者一掃となる左翼線3点適時打を放った「6番二塁」池田来翔外野手(23)に対し「ラッキィ池田が良いところで打ちましたけれど(昨秋の)フェニックス・リーグの時よりも積極的に打てるようになった」とたたえた。

「5番遊撃」に抜てきしたドラフト2位の友杉篤輝内野手(22=天理大)も、右前2点適時打を放つなど2安打2打点1盗塁で起用に応えただけに「この先楽しみ。守りのほうもうまくこなしてくれた。盗塁は他のコーチ陣が(足を)見たいと言うのでサインを出しましたが、少し足がもつれていましたね」と上機嫌だった。

2日間の対外試合を通じた総括には「若い子たちが元気を出してやってくれたので良かった。日差しが強くて暑かったのですが、集中力を切らさず頑張ってくれた。自分が一番切れてましたね」と冗談も交えながら締めた。【鎌田直秀】

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