ソフトバンク三森大貴内野手(23)が18日、宮崎春季キャンプ3度目となった紅白戦で3打数3安打で3得点。今季チーム初の“猛打賞”を記録する活躍で「1番二塁」の定位置をグッと近づけた。

3試合連続で1番起用された三森は、初回先頭の打席で高橋礼の変化球をとらえ、右翼線へ。快足を飛ばして一気に三塁打とした。2打席目は右前へのポテンヒット。5回先頭の3打席目は、甲斐野の150キロ超の直球を右翼線にはじき返しての二塁打で“サイクル王手”だ。この日は3安打を放ち、すべて生還。「1番で出ればしっかり塁に出てホームにかえってくるのが一番。チームが勝つためにはよりホームにかえってこなくてはいけない」と自覚たっぷりに話した。

昨季は「1番二塁」で自身初の開幕スタメンを勝ち取り、自己最多の102試合に出場した。さらなるステップアップとして「最多安打」タイトルを目標に掲げる今季、切り込み隊長への定着が1つのカギになる。「よりここから実戦になってきますし、しっかりアピールしていけたら。自分ができることをやっていくしかない」と、貪欲にヒットを重ねていく。【山本大地】

【関連記事】ソフトバンクニュース一覧