朝のミーティング前、キャンプ恒例となった直筆サインボールの投げ入れがあった。週末などに選手がスタンドのファンに向かってボールを投げ込む。球団側もファンサービスとして、コロナ前のイベントを復活させた。しかし、悲しい出来事も起こってしまう。

前日17日、ベテラン41歳の和田毅投手がインスタグラムを投稿した。「悲しいっすね…」という文字とともに、自身のサインボールが2万2000円で転売されている画像をアップした。又吉もその投稿を引用し「転売のために書いてるわけじゃ無いのになぁ」と主張。一連の事象について和田に聞くと「あれ、投げ込んだボールなんですよ。やっぱり悲しいです」と、表情を曇らせた。

開幕前の貴重な時間。練習の合間を見つけては、足を運んでくれたファンにサインを書く。その好意をむげにしてはいけない。転売など、言語道断。和田や又吉の言葉を聞いて、転売に関わった人は何を思うか。【只松憲】

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