広島遠藤が粘投でプロ初完封勝利を挙げた。悪天候でマウンドの状態が悪く、抜け球が目立った。5回まで5四死球。毎回走者を背負った。それでも要所を締め、新井監督からプロ初のスライド登板で託された先発の期待に応えた。

5回0/3無失点での完封に「まだまだです。満足はしていない。ゼロで並べられたのは良かったかな」。納得はしても、満足はしてない。

■秋山打率トップ

秋山が初勝利に導く先制打を放った。1回1死二塁から阪神西純の初球145キロをたたいて、中堅前にはじき返した。「(直前に二塁打の)野間が粘りながら出てくれたので。ゲッツーもないですし、思い切っていけるケース。初球から振りにいきました」。3回には左前打で、早くも今季3度目のマルチ安打。開幕から全試合安打で、打率をリーグトップ4割4分4厘に上げた。