阪神が接戦を落とし、今季初の中日との3連戦に負け越した。試合前時点でヤクルトと並び首位だったが、3位DeNAが勝利したため首位から転落した。

初回、近本光司外野手(28)の先頭打者初球本塁打で先制した。近本の初回先頭打者本塁打は21年8月26日DeNA戦(京セラ)以来、2シーズンぶりで、自身通算9本目。初球打ちは21年に続き3本目だった。先頭打者本塁打通算9本は球団では吉田義男に並び、歴代5位タイとなった。

選手会長の一撃で幸先いいスタートを切ったが、次の1点が遠かった。その後は中日先発福谷に抑え込まれ、7回1死一、二塁のチャンスも2番手田島に無失点で切り抜けられた。8回2死一、二塁の好機も無得点に終わった。

先発才木浩人投手(24)は勝負どころで踏ん張ることができなかった。無失点で迎えた5回2死一、三塁のピンチ。細川に右翼への2点適時二塁打を浴び、逆転を許した。今季最短の5回2失点で降板した。

中日との対戦を終え、セ5球団とのカードが一回りした。25日からは巨人との3連戦。今季初となる甲子園での伝統の一戦に臨む。