阪神OBの桧山進次郎氏(53=日刊スポーツ評論家)が28日、大阪・箕面市の小学校で行われたプロ野球OB選手によるキャッチボール教室「心をつなぐキャッチボールプロジェクト」に参加した。

小学5、6年生計198人に対して開催。走り方や投げ方を指導した後、子どもたちと直接キャッチボールを行った。「卵だと思って捕ってください」と、ボールの捕り方を指導した桧山氏は「『卵ね』とか言うと、なんかそろっと捕りにいってくれてる子供たちがたくさんいて。すごくそれも見てて初々しいなというか。かわいいですね」と振り返った。

コロナ禍による制限を受けてきた中、子どもたちからは楽しそうな声が響いたこの日。イベント最後にはひとりひとりとハイタッチでふれあった。桧山氏は「やっぱり子供たちの元気な姿っていいですね。コロナ禍で思いきり遊ぶとかができなかったじゃないですか。やっぱり子供は外で元気よく遊ぶというのが本来の姿だと思う」と、無邪気な姿を振り返った。

イベント中には、OB選手らによるキャッチボール実演も披露。見学する子どもからは「甲子園と思って投げて!」など声が飛び、興味津々だった。野球経験は無かったという5年生の福井理生(りお)君は「初めてでドキドキの中で、選手たちと一緒にできて楽しかったです」と喜んだ。

同イベントは「サントリードリームマッチ」のチャリティー活動の一環として開催。ペットボトルのリサイクル分別体験なども行われた。桧山氏の他に金村暁氏(47)、高橋雅裕氏(58)、苫篠賢治氏(56)、天谷宗一郎氏(39)、久保文雄氏(60)も参加した。