阪神は4投手のリレーで、2試合連続の完封勝ちを決めた。まずは2番手石井だ。4点リードの6回に登板し、2回を1安打。中でも意地を見たのは主砲村上へのリベンジだ。

昨年7月31日の対戦(甲子園)では、同点の延長11回に3打席連発となる1発を浴びて敗戦投手に。この日は外角直球で見逃し三振に斬り、「3連発という意識はあまりなく、邪念なく入れたんでよかった」と振り返った。8回は岩崎、9回はK・ケラーが打者3人ずつで片付け、ヤクルトに付け入るスキを与えなかった。

守護神湯浅が右腕のコンディショニング不良で2軍調整中。16日に出場選手登録を外れてから、10試合連続でチームに3点差以内のセーブ機会での登板はない。岡田監督は「ないなあ。まあ、ええわ。別にセーブが欲しいピッチャー、今はいてないから」と悠然。この先、3点差以内の9回には誰が上がるのか。新勝利の方程式にも注目が続く。