移籍後初先発したオリックス小野泰己投手(28)が、2回2安打2失点、4四球で降板し、初勝利はならなかった。

2点の援護をもらった直後の1回。先頭の中村晃を紅林の好捕もあり遊ゴロに片付けてスタートしたが、続く柳町、近藤に連続四球を与えた。柳田は152キロ直球で一ゴロの後、2死二、三塁から栗原の左前適時打で同点に追いつかれた。

なお2死一塁から、アストゥディーヨ、今宮に再び連続四球を与え2死満塁のピンチ。最後はガルビスを152キロ直球で二ゴロに仕留め、1回を終えた。

2回は甲斐を直球で右飛、中村晃も150キロ直球で遊ゴロ。2死から柳町に左前打を許したが、近藤は148キロ直球で遊ゴロに打ち取った。しかし、この回限りで降板となり、3回から漆原がマウンドに上がった。

小野は昨季に阪神を戦力外となり、オリックスと育成契約を結び4月に支配下登録された。2軍では5試合に登板し、25回1/3を投げて防御率2・13。地元福岡での登板に「これも何かいいきっかけになれば」と力を込めていたが、悔しいマウンドとなった。

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