西武佐々木健投手(26)が1軍昇格へとアピールを続けている。9日は2軍練習に参加。「キャンプが良くなかったので、アピールが遅れたし、今ようやく波というか、普通に戻れた感じです」と話した。

木造(青森)、富士大、NTT東日本を経て、20年ドラフト2位で入団。本格派左腕として、プロ2年目の昨季は37試合に登板し3勝を挙げたが、今季はまだ1軍登録されていない。

一方でイースタン・リーグでは11試合に登板し、12イニングを投げて、まだ自責点は0(失点は1)。7安打、5四球、9奪三振という投球内容。「まだ確率は少ないですけど、納得いく球も増えてきています」と手応えを感じている。

6日、7日は1軍の大阪遠征に帯同し、1軍登録はされなかったものの、投球練習で首脳陣からの現状確認も行われた。「もう少しアピールしないといけないので。ツーシームやカットボールの精度は長期的なプランでレベルアップしていきたいです」と話す。同じ若手左腕の佐藤隼輔投手(23)が1軍の勝ちパターンの救援投手として立場を確立しつつある。負けてはいられない。【金子真仁】