「大樹生命月間MVP賞」の3、4月度受賞者が11日、発表され、パ・リーグの野手では西武中村剛也内野手(39)が選ばれた。

今季でプロ22年目を迎える中村は3、4月で20試合に出場し打率3割6分4厘、7本塁打、14打点をマーク。主砲山川が故障で戦線離脱した時期もある中、4番打者を務める試合も多く、3試合連続本塁打など存在感の大きさを示した。前人未到の通算2000三振を4月に達成したことでも話題になった。

中村は「最後の最後で規定打席に乗ったので、もしかしたらあるかなと思ったんですけど、そういう知らせを受けてうれしかったです。珍しく1カ月間いい状態が続いたという感覚もありました」と喜んだ。

4番打者への特別感を問われると「もうないですね。以前はやっぱり4番打ちたいと思っていましたけど、今は特に。早くあの人が4番打てばいいのにと思っています」と笑いながらも山川の復調を願った。プロ通算500本塁打には残り39本。「500本は打ちたいなと思いますけど、まだまあまあ先の話になると思うので、1本1本積み重ねていきたいです」と見据えていた。【金子真仁】