中日は12日、福敬登投手(30)が昨季から始めた愛知県立名古屋聾(ろう)学校の生徒をバンテリンドームでの主催試合に招待する社会貢献活動「福敬登招待プロジェクト」を今季も継続することを発表した。同投手は先終盤に発症した国指定の難病・黄色靱帯(じんたい)骨化症を克服。5日巨人戦(バンテリンドーム)でリリーフとして復帰登板し初勝利を挙げている。

【福敬登招待プロジェクト概要】

▽対象 愛知県立名古屋聾(ろう)学校の生徒

▽実施日 (1)5月18日=阪神戦(2)6月2日=オリックス戦(3)6月15日=ロッテ戦(4)9月5日=阪神戦

▽招待内容 内野SS席観戦チケット、弁当、応援グッズ

◆福のコメント プロ野球選手として経験を重ねていく中で、プレーだけでなく何か社会に貢献できることはないかと考えるようになりました。私自身、高校3年間で手話を学んだ経験もあり、以前より同校の生徒さんとは野球に関する制作物を通じた交流がありました。耳が不自由ながらも完成度の高い制作物を次々に披露してくださるその意欲的な取り組みに感動し、自分もそんな頑張る生徒の皆さまに対して少しでも力になれればと思い、このプロジェクトを立ち上げました。野球観戦をして生徒のみなさんに「今日1日楽しかった」と思ってもらえたらうれしいです。

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