楽天岡島豪郎外野手(33)に、待望の一打が飛び出した。

同点の延長12回1死二、三塁で代打で登場。1ボールから甘く入ったツーシームを左翼手の頭上へ運んだ。小雨が降る中、仲間たちに水をかけられながら勝利を喜び合った。サヨナラ打でチームを7カードぶりの勝ち越しに導き、「これを機にチームが浮上していけるように。いいきっかけじゃないですけど、していければいい」と笑顔だった。

トンネルを抜けた。5月10日オリックス戦(楽天モバイルパーク)以来、32打席ぶりの安打。「ここ最近の(安打が)出ていない状態の中でも、そこまで悪いなという感覚はなかった」と焦りはなかった。しびれる場面での代打も外野フライを打てる球を打とうとシンプルに考え、ファーストストライクを振り抜いた。

巻き返しへ向け、頼れるベテランが闘志を燃やす。「ピッチャーが抑えたときに点を取れるように、ピッチャーが点を取られたら野手が点を取ってあげらえるように。これから先はそれが大事になってくる。しっかりやっていけるように頑張りたい」と意気込んだ。

【関連記事】楽天ニュース一覧はこちら―>