これも新庄スペシャルか-。日本ハム新庄剛志監督(51)が「8番投手」でスタメンに組み込んだ先発の北山亘基投手(24)がプロ初打席で初安打初打点を挙げた。

1点を追う2回2死一、二塁で巨人の先発松井が投じた148キロ直球に食らいついて左前適時打。一塁塁上で両手を挙げて大喜びした。昨季はリリーフとして活躍していたため、打席に立つことはなかったが、プロ2年目で巡ってきた初打席で、1回に丸に先頭打者本塁打で失点した自らを“自援護”する大仕事を果たした。北山は「初回のホームランでの失点を取り返せて良かったです」とコメントした。

三塁側ベンチの新庄監督も思わず立ち上がって拍手した。今季は犠打などサインを成功させた選手には拍手を送ったりするが、適時打や本塁打を放った選手にはあえてしていない指揮官も大興奮した。

続く9番細川凌平内野手(21)も右翼線へ適時二塁打を放って勝ち越し。北山と同じく京都出身の細川は「北山さんと“京都コンビ”で逆転できて良かったです!」と歓喜のコメント。新庄監督が仕掛けた下位打線が躍動して、試合の主導権をすぐに奪い返した。

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