日本ハム新庄剛志監督(51)は9回に今季初めて、自らマウンドへ向かった。

4点リードで送り出した守護神の田中正義投手(28)が2死一、二塁のピンチを背負い、次の打者はミエセスという場面でマウンドへ向かった。新庄監督は田中正に、何を伝えたのか。

新庄監督 「全部、真っすぐいって」って。で、「ホームラン打たれて」ってことを言って。あと、「表情硬い」。あと、「内野手に頼むよ、カバーしてね」ってということを伝えて、「全部、真っすぐを投げろ」と言いました。

田中正はミエセスに対して、新庄監督の指示通りに直球勝負。3球目の151キロを打たせて中飛に打ち取り、試合を締めくくった。

新庄監督 今日は勝ちたかったね。(9回は)正義君…田中君でいかなくてもいいシチュエーションになった。でも、今日は勝ちたいなって(思って田中正を起用した)。正義もね、わかってただろうし、それは。で、ランナーが出始めて、ちょっと表情が硬いプラス、なんかダメだった時のイメージがフワって出てきそうなタイミングの時に僕が(マウンドに)行って。真っすぐだけでいいんだって思わせることが大事かなって。もう最後ね、真っすぐって決まってんだから。

そう振り返った新庄監督だが、試合直前のメンバー交換時に阪神岡田監督とも何かを話していた。その内容について問われると「あれですか…秘密…へヘヘヘ」。笑って、けむに巻いた。

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