日本ハムの2年目右腕、北山亘基投手(24)が6回2/3を1安打無失点の快投で、キャリアハイの4勝目を挙げた。

5回までは完全投球。6回先頭で石橋に中前打を打たれ1死一、二塁のピンチを招いたが無失点でしのいだ。「元々そんなできるつもりないので。しっかり切り替えて、ランナーいるときのピッチングしようと思っていました」と淡々と振り返った。

いい感じの脱力感が快投につながった。「力感なく質の良いボールが行けば、抑えられる確率がすごく上がるっていうのは自分の中であった。ギア上げるところは上げて、コントロール必要なところは7、8割でっていうのが、一番良かった」。6四球で5回途中降板した11日阪神戦とは一変し、新庄監督も「(2四球に)いやあ素晴らしかった。あれを続けてもらったら、2ケタ勝てる投手になる可能性は大ですね」と、さらなる成長を期待した。

スタンドでは両親も観戦。「前日に電話でしゃべって。明日行くよって。すごく良くして育ててもらった。こうやって試合で投げて恩返しできたらなと思っていた。すごく感謝しています」。父の日に、大きな1勝をプレゼントした。

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