中日立浪和義監督(53)が20日、日本ハムからトレードで獲得した宇佐見真吾捕手(30)のスタメンデビューを示唆した。

日本ハムの宇佐見、斎藤綱記投手(26)と中日の郡司裕也捕手(25)、山本拓実投手(23)の2対2のトレード発表から一夜明け、指揮官は「宇佐見はヤクルト戦からと思ってます。(2軍戦も出ていて)試合勘が全然ないわけじゃない。もともとセ・リーグにいた選手」と言及。さらに、先発で移籍初戦を迎える可能性を問われ「そうですね」と続け、リーグ戦再開となる23日からのヤクルト3連戦(バンテリンドーム)でのスタメン起用案を明かした。

中日は木下が14日ロッテ戦で右手甲を骨折して、復帰時期が不透明。通算300試合出場の宇佐見は、正捕手不在の現状を埋める即戦力として期待される。主戦としての起用に、立浪監督は「そういう期待はあります」と続けた。

昨季の宇佐見は日本ハムで81試合に出場し、今季も開幕マスクをかぶった。しかし、9試合16打席無安打で2軍落ち。打撃不振から伏見、マルティネス、清水らの後塵(こうじん)を拝した格好だが、指揮官は「(巨人時代は)力強いバッティングができる印象。どんな打者でも開幕から十何打席打てないとか、調子悪いことってあるので。そこはあまり気にしてない」とした。

斎藤に関しては、「左打者にシュートを投げられると聞いている。(左の)中継ぎは福、上田がいるが、2軍にも少ない。中継ぎとしては期待している」と説明。リリーフ左腕は、入団後に2軍で実戦調整してから、1軍昇格をにらむ方向だ。

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