阪神大竹耕太郎投手(28)がプロ初完封勝利で7勝目を挙げた。完投は19年以来、2度目だ。

序盤から安定感抜群の投球が光った。初回2死一、二塁も前日4日に本塁打を放った広島田中を130キロのカットボールで見逃し三振。2回から6回までは打者3人で片付け、テンポ良く試合をつくった。

2点リードの7回に1死一、二塁とピンチを背負ったが、デビッドソンを遊飛、最後は会沢を直球で空振り三振に仕留めてゼロを刻んだ。

5月27日の巨人戦(甲子園)以来、39日ぶりの勝ち星をつかんだ。

また、この日は球宴の監督選抜が発表され、左腕が初選出。御礼投球を披露し、チームを引っ張った。

▼阪神の今季の完封勝利投手は、大竹が4人目。村上、伊藤将、才木に続いてのもので、完封勝利投手4人は今季12球団最多だ。

▼阪神のチーム完封勝利は今季12度目で、ヤクルト13度に次ぎ両リーグ2位。70年にマークした22度に到達する勢いだ。