巨人が中日守護神から2安打をマークするも、勝ち越せなかった。9回、今季26試合に登板して、いまだ防御率0・00の中日マルティネスに対し、丸佳浩外野手がこじ開ける。先頭のブリンソンの打席では161キロをマークした豪腕。2球続けてきた149キロのスプリットを詰まらせながら右前へ運び、「丸VSマル」は丸に軍配が上がった。

秋広の投ゴロで2死二塁と得点圏に走者を置き、4番岡本和真内野手。初回19号満塁弾を放っている主砲は、初球160キロを強振しファウルになった。2球目、高めのつり球を再びファウルとし、追い込まれた3球目だった。直球勝負に出た相手から158キロを左前へはじき返し、パワー対決を制した。代走出場の二走・重信慎之介は本塁を果敢に狙うも、左翼・後藤の好送球に阻まれ本塁タッチアウト。原辰徳監督からリクエストを受けリプレー検証でも判定は覆らず。それでも勝ち越しこそできなかったが、見応え十分の攻防だった。

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