代役1番が虎の窮地を救った! 阪神島田海吏外野手(27)が6年目のプロ1号を先頭打者弾で飾り、堅首に大貢献した。右肋骨(ろっこつ)骨折で離脱した近本に代わり、今季初の1番中堅で出場。初回に森下から右翼に運び、試合開始数分で決勝弾を生み出した。熊本同郷の同学年で高校時代はライバルだった大竹のプロ初完封&7勝目をアシスト。チーム2年ぶりの球宴前勝ち越しターンも決め、2位DeNAとのゲーム差を2・5に拡大だ。

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島田の上武大時代の恩師、谷口英規監督(53)は初本塁打に驚いた。「大学時代、パワーはまったくなかった。足しかなかったので。アベレージヒッターで、大学時代もほとんど本塁打は打ってないはず。真っすぐをとらえたんですか?」とびっくりしていた。「コツコツ努力するタイプで、本人が努力した結果。でも、勘違いしないように伝えておいてください」。本塁打の快感は忘れて、大振りせず、持ち味の快足を生かした活躍を願っていた。

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