西武古賀悠斗捕手(23)が10日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)の試合前、故郷を心配した。福岡・筑紫野市出身。大雨の影響で、市内で冠水した場所もあることを確認。「いま家族と連絡を取っているところです」と心配そうな表情を浮かべながら「頑張ります」と、マスクをかぶる試合に意識を向けた。

福岡大大濠から中大を経て、ドラフト3位で西武入りし2年目になる。今季はこの日で44試合目のスタメンマスクになる。捕手は高2から。「自分のサイン1つで試合の流れが変わるので、プレッシャーもありますがやりがいがあります」。経験は浅いが、投手陣とコミュニケーションを取りながら懸命にリードする。

森がFAで去り、盤石の正捕手はまだいない。9日にはオリックス山岡から今季1号を放った。「タイミングを意識して。(球速に)差されることも多かったんですが、その点で感じが良くなってきた」と思い切り振った。中大ではDeNA牧の1学年下、阪神森下の1学年上。9日は2人も1発、自分も1発。「自分も打てて、あそこに名を刻めて良かったなと」。この日も2回、第1打席でソフトバンク・スチュワートから先制適時打。さらなる活躍で地元を勇気づけたい。【金子真仁】

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