後半戦“開幕”は侍右腕で勝つ。日本ハム伊藤大海投手(25)が、後半戦初戦となる22日オリックス戦(ほっともっと神戸)に先発することが14日、分かった。今季開幕前は侍ジャパンの一員としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)世界一に貢献。前半戦は3年目で最も少ない5勝と出遅れたが、後半戦から巻き返し、チームも自身も勢いづける。

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中断明けは道産子右腕でスタートし、上位浮上へのスイッチを入れる。伊藤は前半戦最後の登板となった12日楽天戦(エスコンフィールド)は、7回1/3 8安打4失点で敗れたが、116球を投げ、今季初の2ケタ10奪三振をマーク。中9日でしっかり休養を取り、最高の集中力で、オリックス打線に対峙(たいじ)する。

プロ3年目。昨季まで2季連続2ケタ勝利を挙げている若侍への期待の表れだ。過去2シーズン、開幕戦も後半戦初戦での登板もなかった。21年東京五輪金メダル、今春のWBC世界一を経験し、大きく成長。新庄監督が「優勝しか目指さない」と掲げている移転元年勝負の後半戦を勢いづける、大事な“旗頭”に抜てきされた。

雪辱のチャンスでもある。対オリックスは4月25日の対戦(エスコンフィールド)で5回途中6安打、自己ワーストタイ6失点でノックアウトされ、指揮官から次回登板で立て直せなければ2軍降格を示唆された経緯がある。やられたまま終われない。負けず嫌いの伊藤にとっては、最高に燃える相手が待っている。

12日の前回登板では今季初の2被弾も「調子がいいゆえの選択ミスが多かった。そういうところでの集中力がもったいなかった」と敗因はしっかり分析できている。前半戦は21年7勝、昨季8勝、今季は最も少ない5勝。春夏先行逃げ切り型から、夏秋終盤スパート型へシフトチェンジし、3季連続の2ケタ勝利につなげる。

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