「ヒロミ バースデーナイト」で、「BLACK SUMMER WEEK」ZOZOマリン初戦が幕開けだ。ロッテ岡大海外野手が32歳の誕生日を、自身の決勝適時三塁打で祝った。

8回に3点を奪って7-7の同点に追い付くと、なおも2死二、三塁。岡が楽天安楽の133キロチェンジアップを中前にしぶとく運んだ。打球はスライディングキャッチを試みた中堅・辰己の脇を抜け、外野を転々。「今日1軍に上がったばかりですし負けたくない思いでした。誕生日ですし絶対打てる、絶対に良い日になると思って打席に立ちました」。勝ち越しの2点V打に、塁上で珍しく感情をあらわにした。「うれしい半面、ホッとした」。力強く笑顔でガッツポーズを繰り返した。

今月4日に腰痛で抹消され、この日1軍昇格。「1番右翼」で即先発起用の期待に応えた。自宅では午前中の誕生日会で家族にも力をもらった。ファンからも第1打席にバースデーソングのエール。逆転劇に「まだまだ落ち着きたくないし、ガツガツいきたいし、うまくなりたい」と決意表明。お立ち台後は、再び2万5000人の祝福大合唱に深々と頭を下げて感謝し、「ヒロミ ナイト」を大盛況で締めた。【鎌田直秀】

▽ロッテ吉井監督(8回一挙5得点の大逆転勝利に)「ビックリしました。みんな諦めずに、あそこで一気に集中力を出してくれのが良かった。1番バッターが打ったら勢いがつくので岡は頑張ってくれています」

▽ロッテ中村奨(初回に8号先制2ラン。花火演出も)「今日は(岡)大海さんの誕生日なので、なんとか勝てるように打つことができて良かったです」

 

【動画】ヒロミナイトだ!ロッテ岡大海みずからバースデー祝う勝ち越し3塁打 ベンチは大騒ぎ

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