今季FAでオリックスから加入した日本ハム伏見寅威捕手(33)が、ビジターでの古巣オリックス戦にめっぽう強い。

3回1死で迎えた第1打席では、オリックス先発山崎福の外角低めストレートを右前に運び、出塁した。敵地でのオリックス戦は、5月21日の対戦(京セラドーム大阪)でマルチ安打を記録してから、7月22日、23日(ともに、ほっともっと神戸)と連続で安打を記録。4試合連続安打を記録した上に、この日は5回1死一塁の場面でも右前打を放ち、4戦連続マルチ安打とした。

オリックス投手陣は昨年まで自身がリードした投手が多い。傾向と対策を知っているだけなら、ホームでのオリックス戦にも強いはずだが、本拠地エスコンフィールドでは今季8試合で19打数3安打の1割5分8厘と不調。敵地だと、この日の第2打席まで22打数11安打の打率5割と、高い数字を残している。昨季まで過ごした大阪、神戸。慣れ親しんだ空気の中、リード、打撃両面でしっかり結果を出し、チームを6連勝に導いてくれるか、注目だ。