中日大島洋平外野手(37)が、プロ野球史上55人目となる通算2000安打を達成した。3回1死一塁、DeNA先発石田から中前打で達成。この日は、長女の誕生日で「覚えやすく、思い出しやすい」と、家族と喜びを分かち合った。1787試合での達成は、歴代球団最速。竜の球団史にも名前を刻んだ。

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-通算2000安打をマークした感想は

「本当にちょっとほっとした。5、6月は結構苦しんだ。届くまで達成するまでわからないので、届いてホッとしました」

-2打席目で決めた

「初回はつないでくれという場面だったが、らしくないバッティング、当てにいってしまった。切り替えて、1打席目に失敗したことをしないようにと打席に入りました」

-花束は高橋周と元同僚のDeNA京田から

「周平は1500安打のときも持ってきてくれた。自主トレも一緒でご飯も行く仲。京田もご飯にいった。チームが代わったがかわいい後輩2人に持ってきてもらえて、うれしかった。2人には、頑張れよ、と声をかけた。おめでとうございますと言われたので、ありがとうと伝えました」

-サプライズで花束を届けた享栄・柴垣総監督は、高校時代に野手のいないところに打てという教え

「もともと、本塁打を打ったり、外野の頭を越すタイプじゃない。そういう意味で言われたと思う。今日まで続けてこれて良かったです」

-プロ入りしたときにここまで想像したか

「中日に入って、2000安打を打った選手を間近で見て、そこに行きたい目標は掲げていた。ここまで来られるとは、わからなかった」

-1787試合での到達は歴代9番目の速さ

「1、2番で出ることが多かった。打席がまわるのも試合数に比較して多い。そういう打順で使っていただいた監督のおかげ」

-14年間を振り返って

「やっているときはすごく長い感じがするが、思い返すと、あっという間という感じもあります」

-記憶に残るヒットは

「やっぱり2000安打が一番近いので記憶に残っています」

-次の目標は

「自分の中では、2500とか3000とか、体が動く限りは目指したい。とにかく1本でも多くヒットを打ちたいです」

-長女の誕生日

「お祝いは別の日にやろうと言ってある。打ったのでどっちがうれしいかわからない。本当は打たない方が良かったかな(笑い)」

-この日を狙っていた

「最初は(妻の誕生日の)8月17日狙いだった。台風とかで伸びて、本数的に届かなかった。背中をけがしたり」

-チームは連敗で明日からは

「いつもと変わらずやりたい。きょうもう1本(2001安打)打てて、新しいスタートが切れた。明日は勝ちにつながるようにやっていきたいです」