中日は宇佐見真吾捕手(30)の8月3度目のサヨナラ打で連敗を8で止めた。引き分け寸前の延長12回2死。高橋周、細川と2者連続出塁でつかんだラストチャンスで左前にはじき返した。「前の打席で打てなかったので絶対打ってやろうと打席に入った。サイコーです!」と連敗脱出の一打に声を張りあげた。。

先発柳が7回1失点の力投を見せた。打線は6回に村松の適時打で21イニングぶりの得点で追いついたが、あと1点が奪えずにいた。宇佐見も10回1死一、二塁の打席では三邪飛に倒れていた。「柳も頑張って頑張って投げてくれていた。中継ぎも頑張っていた」。

13日広島戦では9回までノーヒットノーラン投球の柳が降板後の10回にサヨナラ弾、16日巨人戦でも2試合連続のサヨナラ打を放った。セ・リーグタイ記録となる月間3度目のサヨナラ打に「なんかすいません」と恐縮したが、16日以来の勝利をチームに呼び込んだ。

▼宇佐見が延長12回にサヨナラ安打。今季の宇佐見のサヨナラ安打は今月13日広島戦、同16日巨人戦に次いで3度目で、すべて8月に記録。サヨナラ安打を月間3度もマークしたのは、88年8月の落合(中日)02年8月の阿部(巨人)に次いで3人目の最多タイ記録だ。今月残り3試合はすべてホームでの試合で、史上初の月間4本のサヨナラ安打の可能性もあるがどうか。

【動画】中日宇佐見真吾サヨナラ打、両腕上げ飛び跳ね喜び ナインはウォーターシャワーで祝福