新庄剛志監督(51)の中軸プチ改造が、いきなり結果を出した。

8月30、31日ロッテ戦は3番清宮幸太郎内野手(23)、4番万波中正外野手(23)、5番アリエル・マルティネス捕手(27)の「きよまんまる」を中軸に据えたが、この日は3番清宮、4番万波の後ろに、伏見寅威捕手(33)を今季初めて5番で起用した。

すると、その伏見が2回の第1打席でオリックス先発山崎福の真ん中やや低めストレートを捉えた。打球はぐんぐん伸び、左翼2階席脇のエスカレーターの壁に当たる先制の特大3号ソロ。起用した新庄監督が両手を挙げて歓喜すると、伏見は「狙い打ちです!上沢に勝ちをつけられるように」とコメントした。

古巣の後輩で、オリックス時代にバッテリーを組んだこともある山崎福相手には今季、試合前まで6打数4安打と相性が良く、3-1とボール先行した直後、真ん中近くの直球を逃さなかった。