元ロッテのBC・埼玉・清田育宏外野手(37)が2日、引退セレモニーに臨んだ。

レギュラーシーズン最終戦の茨城戦前にマイクの前に立ち「野球がもうできないかなと思った時期もありましたが、いろいろな方に助けてもらった」と感謝した。コロナ禍での内規違反があり、21年5月にロッテを契約解除。ブランクを経て、今年3月に埼玉入りした。打率3割を残し、南地区優勝に貢献した。

チャンピオンシップを残すが、区切りの一戦に元ロッテ投手の内竜也氏が駆けつけ、荻野、角中、唐川、中村奨、菅野らからは花が届いた。ロッテファンも多数来場。4番右翼で先発し、ロッテ時代の応援歌が流れる中、3回に中前打。らしい右中間への当たりだった。「(応援歌が流れ)早く打てないなと。本当、うれしいですね」と喜んだ。5-4で9回サヨナラ勝ちの後は背番号と同じ8度の胴上げ。今後は「子どもに教えたい」と、野球スクールを立ち上げるつもりだ。

引退の清田育宏は3打数1安打2四球 試合は埼玉がサヨナラ勝利

引退の清田育宏に背番号1のロッテユニ着たファン「いつか、また帰ってきて」温かい目で見守る