黒木知宏投手コーチ(49)が9日の練習後、10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で左脇腹肉離れから約1カ月半ぶりの復帰登板となる佐々木朗希投手(21)への思いを明かした。

佐々木朗の復帰に「こんなに早いと思わなかった」と驚いた上で、「野球に取り組んでいるトレーニングや食事、ささげ方が人よりも強い。それが早い回復につながっている」と野球に対する高い意識を絶賛した。

黒木コーチは13年から日本ハムで投手コーチを務め、数々のプロ野球選手を見てきたが「(痛めた左脇腹は)箇所が箇所だけにね。脇腹って相当時間がかかる認識だったんですけど、これくらいで投げられるっていうのはちょっと驚き」と話しつつ、「4回までとか、5回投げないでってなってくる」と、制限を設ける予定だ。「配慮しながら見ていかないと怖いので、明日の球数は監督と相談してしっかり決めてからマウンドに上がる形になります」とケガ明けのエースに細心の注意を払う。

佐々木朗は7月24日のソフトバンク戦で左脇腹を痛め、同25日に左脇腹肉離れで登録抹消。8日にはZOZOマリンの室内練習場でダッシュや約50球のキャッチボールを行い、ブルペンでも力を込めた投球で調整した。この日も試合前練習に参加し、ダッシュなどで投手陣らと体を動かしていた。