今季最後の伝統の一戦で巨人が意地を見せた。敵地甲子園で5試合ぶりに白星を挙げ、CS進出へ望みをつないだ。

先発赤星優志投手が粘った。1回には1死一、三塁で4番大山を迎えるも、118キロのカーブでタイミングを狂わせて捕邪飛に打ち取った。続く佐藤輝にも121キロカーブで空振り三振。先制点を与えなかった。以降も持ち前の制球力と緩急を駆使した投球で0を重ね、8回6安打無失点7奪三振で4勝目を挙げた。

6回に打線が赤星の粘投に応えた。2死一、二塁から丸が左前適時打で先制すると、2死満塁として代打大城卓三捕手が右翼ポール際へ16号グランドスラム。一挙5点でリードを広げた。

前夜の20日には逆転負けで阪神戦のワーストを更新する18敗目喫した巨人が甲子園で奮起。王者阪神を相手に最終戦で一矢報いた。これで3位DeNAと3ゲーム差とした。

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