3位ソフトバンクが、リーグ3連覇を果たし消化試合のオリックスに完敗した。

3日ぶり、今季5度目の借金1。2位ロッテとは1差のままで、4位楽天に1差に迫られた。CS出場を争う3チームが2差にひしめく大混戦。2位浮上もBクラス転落もあるソフトバンクにとっては手痛い1敗だった。

先発の森が4回途中で97球を要し、6安打4失点。「野球人生を左右する試合」と意気込んでいたが、5回持たずに無念のKOだ。3敗目の右腕は「チームに申し訳ないとしか言えません。すみません」。4回1死一、二塁で登板した2番手の笠谷が紅林に2点打。4回で4点差がつき、相手に主導権を渡した。

打線も精彩を欠いた。1-0の2回だ。無死二塁の好機で柳町がバントを2球続けて失敗。最後はヒッティングに切り替えて左飛に倒れた。その後の1死一、三塁でも三森が浅い左飛、最後は甲斐が三ゴロと凡退。進塁打、犠牲フライといった最低限の仕事ができず、藤本監督は「バント失敗とか、外野フライを打てないとかね。1本できていれば流れも変わっているでしょうけどね…。今日は2回だと思います」と頭をかいた。

24日からロッテとは最後の直接対決2連戦。今季2勝8敗1分けと苦しむ敵地だが、指揮官は「切り替えていきましょう。2位のチームやからね。勝たないと」と必死に前を向いた。初戦で勝てば勝率5割で2位で並べる。立ち止まらずに戦うしかない。【只松憲】

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